ローマ教皇フランシスコの新年メッセージ

バチカン諸宗教対話評議会よりローマ教皇フランシスコの新年メッセージが、ローマ法王庁大使館を通して届きました。

カステル・ガンドルフォ Castel Gandolfoにてローマ教皇と謁見する三宅美智雄師

「平和への道と基盤としての兄弟愛」というのが、タイトルです。全体を10のチャプターに分けて、後半4には「平和への基盤としての兄弟愛」、5には「貧困とに戦いの前提となる兄弟愛」、6には「経済における兄弟愛の再発見」、7には「戦争を鎮める兄弟愛」、8には「兄弟愛を脅かす汚職と組織犯罪」。9には「自然を守り耕す兄弟愛」、10は「結び」となっています。

読みやすい文章は、聖書に基づき、切々と訴えるものであり、新教皇になられて初めてのメッセージとして、異教徒の私にもこころから感動と共鳴を与えてくださるものです。

バチカンと私のつながりは、1969年(昭和44年)と、45年前に、時の教皇・パウロ6世聖下との単独謁見に遡ります。アポなし同然でバチカンの諸宗教対話評議会の事務所を訪れた私に謁見の申し出を許してくださり、パウロ6世聖下と単独謁見が実現できたことがはじまりです。

無名無冠の若者を快く迎えてくださったことは、いまにして思うと、まさに御神願の賜物であり、ありがたいことです。

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